歯周病について

  • 歯がぐらついている
  • 歯ぐきから血が出ている
  • 口臭がひどい
  • 食べ物をうまく噛めない
  • 食事を食べようとしない、あるいは噛みにくそうにしている
  • 足を口に当てがって不快そうにしている

これらの症例がいくつか見られる場合は歯周病が進行していると思われます。
お手入れの見直しも大切ですが、獣医師による治療も必要です。

ワンちゃんのお口の汚れ、歯垢⇒歯石は48時間で起こっています。
歯垢の約80%以上がバクテリア(細菌)でできています。歯垢を放置すると、そこに唾液中の成分が沈着して(石灰化)硬い歯石となります。付着した歯石は少しづつ歯周ポケットを形成し歯肉炎をおこします。

ここでお手入れを怠っていると歯周ポケット内に付着した歯垢や歯石に菌が増殖して歯周炎をおこし、進行した歯周病となり、上記のような症状となってしまいます。

一度付いてしまった歯石は歯磨きやふき取りでは除去できません。

Lana nancyのプロフェッショナルデンタルケアは
「未病」の段階で少しでも多くの原因を解消して病気を防ぐための予防ケア。
毎日のご飯やシャンプー、カット、爪切りと同様に大切なケアのひとつです。

お手入れについて

仔犬の頃にお口のお手入れを始めていないワンちゃんはお口に手を入れられるのを嫌がりますが、根気よくトレーニングを行うことで上手にできるようになります。

いきなり歯ブラシやお手入れシート、マウスクリーナなどをお口にいれられてはワンちゃんもビックリして嫌がります。まずはそっとお口を開ける、次はお口の中を触られるのに慣れさせていきましょう。最初は優しく指でマッサージを行うように、ワンちゃんがリラックスした状態でトレーニングを始めてみてください。ワンちゃんがお手入れを嫌いにならないように、決して無理矢理行わないよう、楽しんで慣れてもらえるように、少しでも長い時間我慢が出来るように、たくさん褒めて飼い主さんも楽しみながらトレーニングを続けてください。嫌じゃないんだよ、楽しいよ!と教えてあげてください。上手にできたらご褒美を与えるのも良いかと思います。

ご自宅でのグルーミングやマッサージ、お口のお手入れはとても良いコミュニケーションになります。

ついついさぼってしまいがちなワンちゃんのデンタルケア。
忘れるたびに飼い主さんもストレスが溜まります。毎日のお手入れが理想的ですが、歯垢が歯石に変わる48時間という時間を目安にされると良いでしょう。回数にしばられないでください、たとえ週に1回でも続けることが一番大切なので、無理せず続けてあげてください。